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カブクワ飼育の準備~②マット編

前回:カブクワ飼育の準備~①飼育ケース編ではおススメの飼育ケースを紹介しましたが、今回はマットです。

 マットとは、カブトムシやクワガタムシを飼育するケースの底に敷く床材で、主にクヌギやコナラなどの樹木を粉砕したもの(おが屑・チップ)を用います。

 

マットには、以下のような役割があります。

・昆虫が移動する際の足場となる

・飼育ケース内の湿度を保つ

・昆虫の排泄物を吸収する

・昆虫が中に潜って隠れる(特に♀)

・♀が卵を産み付ける産卵床となる

・幼虫の住処および餌となる

 

今回は、産卵・幼虫飼育は想定せず、あくまで成虫を日常的に飼育するだけを前提としてお話しいたします。

産卵や幼虫飼育を行う際には、マットの種類は非常に重要で、かなりこだわらなければいけないところです。

しかし、ただ成虫を飼育するだけであれば、マットの種類は特にこだわる必要はありません

飼育ケースの床に敷けて、カブトムシやクワガタムシ害のないものであれば何でも良いです

 

おススメは、ヒノキなどの針葉樹のマットです。

こなごなヒノキチップ 6L 昆虫用 カブトムシ クワガタ【HLS_DU】 関東当日便

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ヒノキには防臭効果・抗菌作用があるので、清潔な環境でカブトムシやクワガタムシを飼育することが出来ます。

また、ヒノキにはダニが嫌う成分も含まれており、カブトムシやクワガタムシの体についてしまったダニを除去するのにも役立ちます

 

私も一番最初に飼っていたカブトムシにダニがついていて気になっていたのですが、マットをヒノキ製のものに変えたところ、ダニを除去することが出来ました

 

ハスクチップもおススメです。

ハスクチップ 5L 昆虫用 底床 マット【HLS_DU】 関東当日便

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目の細かいマットと違い、チップ状になっているので、マット交換などの際に飛び散ることが無く、管理がしやすいです。また、通気性にも優れています。

防臭効果吸水性も高く、飼育ケース内を清潔に保ちやすいです。

 

一般的には上記のようなマットが用いられるのですが、実は私が2年以上愛用している、とっておきのオススメマットがあります。

それがこちらです。

ペパーレットの小動物用 紙の砂 6L トイレ砂 紙 小動物用 関東当日便

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ペパーレットと言って、元々はモルモットなどの小動物の飼育に用いる紙製の床材です。

 カブトムシやクワガタムシ成虫を飼育するだけなら、昆虫専用のマットである必要はなく、このような小動物用の商品も使用できます。

 

ペパーレットを使用するメリットはたくさんあります。

・抜群の吸水力があり、昆虫の排泄物をよく吸収し臭いを防ぐ

・白色なので汚れたらすぐにわかる

・紙製なので、コバエやダニが発生しにくい

・マット自体が無臭で、見た目にも清潔感がある

・使い終わったらそのまま燃えるゴミとして処理できる

 

当ブログは忙しい社会人の方でも楽にカブクワを飼育する方法を紹介するというコンセプトなので、使い勝手の良さからして圧倒的にペパーレットをお勧めします

 

紙製の床材って、天然の素材ではないし、カブトムシやクワガタムシに害はないの?と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、とある昆虫ショップでは成虫飼育にペパーレットを使用しているそうですし、私自身も2年間以上ペパーレットを用いて成虫飼育をしていて、平均的な寿命よりも早く死なせてしまったことは1度もありません

それを考えると、紙製のマットでもカブトムシやクワガタムシには害はないと言えるでしょう。

 

※今回ご紹介したマットは、いずれも交尾・産卵や幼虫飼育には適さないものなので、交尾・産卵・幼虫飼育の際はそれぞれに適したマットを使用してください。

 

 

また、マットの他に床に置くものとして、用意した方が良い物があります。

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これらのような、昆虫の足場となる木切れや丸太などです。

何故このようなものが必要なのかというと、カブトムシやクワガタムシ転倒死を防ぐためです。

カブトムシやクワガタムシ転倒してひっくり返ってしまうと、起き上がろうとじたばたもがいて体力を消費し、そのまま起き上がれない場合、力尽きて死んでしまうことがあります

 

飼育ケース内に木切れや丸太などを設置しておけば、万が一昆虫がひっくり返ってしまった場合でも起き上がるための足掛かりとなるので、転倒死する確率を低くすることが出来ます。

可哀想な事故死を防ぐために、必ず用意しておきましょう。