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カブクワ飼育の準備~③餌編

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今回はについてお話しします。

 カブトムシやクワガタムシの餌というと、みなさんはどんなものを想像するでしょうか?

自然界では、カブトムシやクワガタムシは樹液を摂取して生きています。

飼育下での餌となると、バナナ・りんご・スイカなどの果物か、市販の昆虫ゼリーの二択だと思います。

 

果物か昆虫ゼリーか、どちらが餌として適しているのでしょう。

カブトムシやクワガタムシに餌として果物を与えることについては、調べてみると「水分が多いので昆虫に与えると腹を壊す」という噂もあれば「いや、そんなことはない」「そもそもカブトムシやクワガタムシは腹など下さない」という説もあり、賛否が分かれているようです。

残念ながら、私はカブトムシやクワガタムシに実際に果物を与えたことが無いので、どちらの意見が正しいのかは分かりかねます。

 

しかし、当ブログのコンセプトは「忙しい社会人の方でも楽にカブクワを飼える方法を紹介する」というものなので、その観点から言えば、餌として採用すべきは昆虫ゼリー一択です。

 

以下、果物より昆虫ゼリーを推奨する3つの理由についてお話しします。

 

①買い溜めが可能で、毎日新鮮なものを用意する必要が無い

カブクワ飼育のススメ~独り暮らしの社会人に!でもご紹介した通り、昆虫ゼリーは常温で保管できるので、通販などを活用して大量に買い溜めしておくことが可能です。2~3ヶ月分くらいは余裕でストックできます。果物の場合はそうはいかないですよね。

また、切った果物は1日も経てば腐ってしまいますが、昆虫ゼリーは開封後も最大3~4日程度は使えるので、餌交換の頻度も少なくすることが出来ます。果物の場合はほぼ毎日、新鮮なものを切って与える必要があるでしょうから、忙しい社会人にとっては大変な負担だと思います。

 

②マットを汚しにくいので、衛生面で優れる

果物を餌として飼育ケース内に置いておくと、恐らく高確率でマットが汚れます。マットに果肉や果汁が付着すると、臭いやコバエの発生原因となり不衛生です。また、飼育ケースの掃除やマット交換の手間もかかります。

昆虫ゼリーの場合は、カップに入ったまま与えるのでマットに付着しにくく、果物と比べて液も垂れにくいので、マットを汚しにくく、衛生面で優れます。

 

③昆虫に必要な栄養バランスを考慮して作られている

種類にもよりますが、最近の昆虫ゼリーはタンパク質やアミノ酸など、昆虫の活動に必要な栄養素を豊富に含み、栄養バランスを考慮して作られているものが多いです。

一方、果物だけで昆虫の活動に必要な栄養をすべて補えるのかどうかは不明です。

 

以上、正直これだけの優劣を翻してわざわざ果物を与えるメリットなんて「インスタ映えする」くらいしか思いつきません

特に忙しい社会人諸兄におかれましては素直に昆虫ゼリーを使うことをお勧めいたします。

 

 

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こちらが私がいつも使っている、KBファームさんのプロゼリーです。

・高タンパクで、産卵前後にも通常飼育にも使える

・特に気になる臭いがない

・硬めに仕上げられており、全くと言っていいほど液が垂れない

・カブトムシやクワガタムシの食いつきも良い

と、特にデメリットもなく使いやすいゼリーです。

どの昆虫ゼリーを使えば良いのか迷った場合には、とりあえずこちらにしてみることをお勧めします。

 

上で紹介したものは、昆虫ゼリーとしては最も標準的なサイズの16gのものです。

昆虫ゼリーにも様々なサイズバリエーションがあり、30gや60gなど大きいサイズのものもあります。

しかし、30gなどの大きな容器のゼリーはカブクワが上手に食べきれず残してしまうことも多く、やや使いづらいです。また、世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブトであっても、60gのゼリーを1日で平らげてしまうことは少ないです。

以上のことから、個人的には大きいサイズのゼリーを日常的に使うよりも、小さいサイズのゼリーを与えてこまめに交換するほうがおススメです。

 

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こちらは、上のものよりもやや大きい18gのタイプです。

浅くて広いワイドタイプカップになっており、こちらのタイプでしたらカブクワたちも上手に食べきってくれるので、中型~大型のカブクワを飼う場合におススメです。

 

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こちらが、私の知る限り昆虫ゼリーとしては最大サイズの60gです。

前述のとおり、大型のカブトムシであるヘラクレスオオカブトであっても、このサイズのゼリーを1日で食べきることは稀です。

私は今現在ヘラクレスを飼っていますが、普段は上の18gワイドタイプの餌を与えて毎日交換し、外泊するときなど2~3日餌の交換が出来ない時には、こちらの60gのゼリーを与えています

昆虫ゼリーには特に賞味期限などなく保存がききますので、ヘラクレスなど大型種を飼育する場合には、出張や旅行などに備えてこちらのサイズのゼリーも用意しておくことをお勧めします。

 

 

以下、餌皿のご紹介です。

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皿木【60g 1穴】

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正直、成虫を飼育するだけであれば、餌皿は特にこだわる必要はないと思います。

ただ、サイズだけは気を付けてください。

特に、18gのゼリーは「30g用」の餌皿でないと入りませんのでご注意ください。

 

また、餌皿はゼリーの食べこぼしなどで結構汚れますので、私は木製のものでも構わず丸洗いをしています。

そんなに高価なものでもありませんので、同じサイズのものを2つずつ用意して、片方を丸洗いして干している間はもう片方を使う、という風にローテーションで使用することをお勧めします。

 

 

ここまで餌と餌皿についてお話ししてきましたが、実は餌自体や餌皿なんかよりも是非ご紹介したいとっておきのブツが2つありますので、ご紹介させていただきます。

 

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まずはこちらのゼリーカッター!!

これは何のための道具なのかと言うと、昆虫ゼリーのフィルム(蓋)に十字の切れ込みを入れる!ただそれだけのために生まれてきたというオシャレなアイテムです。

普通であれば昆虫ゼリーはフィルムを剥がしてから昆虫に与えることになるのですが、このアイテムがあれば上からブスっと刺すだけなので地味に手間が省けます

また、フィルムを剥がさずに切れ込みを入れるだけになるので、餌が乾燥しにくく長持ちするというメリットもあります。

 

フィルムを剥がさずに切れ込みを入れるだけでは、昆虫たちにとっては食べづらいのではないか?と心配される方もいらっしゃるでしょうが、全くそんなことはありません!切れ込みから舌を突っ込んで上手に食べてくれますのでご安心ください。

 

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ゼリースプリッター2 ブルー 昆虫セリー ゼリーカッター【HLS_DU】 関東当日便

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次にご紹介するのは、こちらのゼリースプリッター!!

こちらは何のための道具なのかと言うと、16gサイズの昆虫ゼリーを縦に真っ二つに切る!ただそれだけの役割を持つという大変クレイジーなアイテムです。

使い方は、カバーを外し、くぼみにゼリーを置き、上からカバーをスッと下ろすだけ。

私のようなか弱い女性でも特に力を入れずに簡単に切ることが出来ます。

 

昆虫ゼリーを真っ二つにして何のメリットがあるのかと言うと、

・量が半分になるので、♀や小型のクワガタムシでも食べきりやすくなる

・深い容器だと♀がゼリーに溺れて死んでしまうことがあるが、

 縦に半分にすることで浅くなるのでこのような事故を防ぐことが出来る

・表面積が広くなるので、大きなアゴを持つクワガタムシ♂でもアゴが邪魔にならず食べやすくなる

・1つの餌を2つに分裂できるので、雌雄別居や複数のカブクワを飼っている場合に便利

などなど。

正直、アドの塊です。

特に♀のゼリー溺死事故を防げるのは大きいです。♀を飼うならば必須級のアイテムだと思います。

 

お値段相応以上の働きを見せてくれるアイテムなので、是非準備しておきましょう。